

日本最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025(TIF2025)」が、8月1日〜3日の3日間、東京・お台場エリアで開催された。最終日となる3日目には、注目企画「アイドル歌会 TIF出張版」が開催され、文芸にゆかりのあるアイドルたちが登場。観客を前に、それぞれが“猛暑”をテーマにした短歌を披露した。
ステージに登場したのは、鍛治島 彩(アップアップガールズ(2))、夜雨かぐや(アンスリューム)、安部若菜(NMB48)、比賀ハル(かすみ草とステラ)、高松穂乃花(なみだ色の消しごむ)、reina(lyrical school)、そしてRain Treeの片瀬真花。さらにゲストには、歌人・笹公人氏と、『サラダ記念日』で知られる俵万智氏も参加し、イベントに華を添えた。
Rain Treeの片瀬真花は、「百人一首が得意で、高校時代は競技かるた部に所属していました! 短歌はまだ勉強中ですが、興味があって今回参加しました」と笑顔でコメント。MCに「百人一首で好きな歌は?」と聞かれると、「“せをはやみ”が好きです!」と文芸女子な一面ものぞかせた。
そして片瀬が披露した渾身の一句がこちら。
「ジリジリと 本気を出した太陽も 君のあつさに 恋焦がれている」
「猛暑と聞いてまず浮かんだのは、炎天下でキラキラしながら踊るアイドルの姿。太陽も本気を出してるけど、それに負けないアイドルたちの熱さ、そしてそんな彼女たちに恋焦がれるファンの気持ちを込めました!」と、自身の歌を解説し、客席からは感嘆の声も。
歌会のあとは、TORROCO PARCでのライブパフォーマンスが控えていた片瀬。会場をあとにすると、まさに短歌そのものの“ジリジリ太陽”の下で、Rain Treeのメンバーとして全力のステージを披露。灼熱のなか駆けつけたファンを魅了し、忘れられない夏の一幕となった。
アイドル歌会 TIF出張版
鍛治島 彩(アップアップガールズ(2)) / 夜雨かぐや(アンスリューム) / 安部若菜(NMB48) / 比賀ハル(かすみ草とステラ) / 高松穂乃花(なみだ色の消しごむ) / reina(lyrical school) / 片瀬真花(Rain Tree)
選者:吉田尚記(選者兼司会)、笹公人、俵万智
片瀬真花






