
元AKB48チーム8茨城県代表で、現在はタレント・女優・アーティストとしてマルチに活躍している岡部麟が、自身初の個展を8月8日(金)・9日(土)・10日(日)の3日間で、SUPERNOVA KAWASAKIにて開催。
個展の開催が長年の目標であり夢でもあった岡部麟が、AKB48グループ時代に手掛けた作品と、個展のために創造した『S×G GARDEN』、2つの軸で構成。AKB48グループ時代に描いたツアーのタイトルロゴや手がけてきたアート作品の原本等に加え、新作も多数展示。初披露で、2人の出会いや別れ、友情をテーマとし、主にテクスチャーアートを用いて表現しており、物語の場をガーデンに置き、華やか且つ少し奇妙な作品になっているところも見どころ。
岡部麟が古典のために創造し、初披露したのが『S×G GARDEN』。「SxG」はSSERAFIM x GUARDIANの略うで、この2人のキャラクターの出会い、別れ、友情をテーマとして、主にテクスチャーアートを用いて表現。物語の場をガーデンに置き、華やかかつ少し奇妙な作品。
初個展開催前にはメディア向けの記者会見が行われた。真夏の8月8日の早朝のSUPERNOVA KAWASAKIに多くのメディアが取材に来ていた。

「個展はずっと夢だった」――岡部麟、念願の初個展に込めた思い
――初個展の開催、おめでとうございます。
岡部麟:ありがとうございます!今年の目標として「個展開催」を掲げていたんですけど、なかなか実現できなくて……。でもようやく叶いました!ずっと夢だったので、本当に嬉しいです!
――開催日は8月8日、いわゆる「エイトの日」ですね。
岡部麟:そうなんです!私はチーム8が大好きだったので、「エイトの日」にやりたい!というこだわりがありました。個展の開催を決めたのは春ごろで、秋は舞台があるので夏に何かできたらと思って。「そうだ、個展をやろう!」と決めたのが1か月半くらい前です(笑)。

1か月半で十数点の新作!怒涛の制作期間
―― そこから作品制作を?
岡部麟:はい(笑)。自分でもこの短期間でこんなに作れると思っていなかったのでびっくりしました。知り合いのアーティストさんから「普通、個展は1年かけて準備するよ」と聞いて、私とんでもないこと始めちゃったなって(笑)。
―― 制作中はどんな日々でしたか?
岡部麟:もう、生活がアトリエみたいな感じでしたね。アトリエを借りる余裕はないので、家の中は絵の具だらけ。机の上は埋まってたので、食事は床でしてました(笑)。夜中まで作業して、朝の10時に寝る、なんてこともあって……。規則正しい生活を心がけてたけど、ピークの時は無理でした(笑)。

「S×G GARDEN」で描く、友情と別れのガーデン
――今回の個展の目玉、『S×G GARDEN』について教えてください。
岡部麟:「S×G」は“SSERAFIM×GUARDIAN”の略です。この2人のキャラクターの出会いと別れ、友情をテーマにしています。主にテクスチャーアートを使っていて、舞台は「ガーデン」。華やかなんだけど、少し奇妙な感じもある作品にしました。
――リアルな表現への挑戦もあったとか。
岡部麟:そうですね。AKB48時代の「エイトくん」はイラストが中心でしたけど、今回は「リアルな質感のある作品を見せたい」と思っていて。中には「ぎょっ」とするような作品もあると思いますが(笑)、それも含めて見ていただきたいです!

画力の進化と「エイトくん」への想い
――「エイトくん」の作品も展示されていますね。
岡部麟:はい!10年以上描いてきたので、昔と今とで絵のタッチも全然違うんです。自分でも「あ、上達してるな」って(笑)。ツアーロゴなど懐かしいイラストもたくさんありますので、当時のファンの皆さんにもぜひ見てほしいですね。
過酷だった準備の日々、そして訪れた達成感
――制作で一番大変だったことは?
岡部麟:アイディアが浮かばず何もできない日もあって……。孤独でしたし、「本当に間に合うかな」って毎日お腹が痛くて(笑)。特に、雲の立体作品は会場でしか作れなかったので、ギリギリでした。完成したときは夢みたいでした!昨夜はポテチをちょっと食べただけだったので、終わったらめっちゃ大きいハンバーグを食べたいです(笑)。

幼いころからの「絵が好き」という原点
――絵を描くことは昔から?
岡部麟:はい!幼稚園の頃からお絵描きが大好きで、お昼休みに「みんなの絵の先生」みたいなことをやってました(笑)。学生時代は美術の成績もいつも一番。でも当時は趣味として描いていただけで、美大とかには進むつもりはなかったんです。今回、個展をやってみて「美術を体系的に学んでおけばよかったな」と思ったので、これから勉強したいです!
――展示作品は販売もされるんですよね。
岡部麟:はい!私が持っているよりも、ファンの方が大切にしてくれると思うんです。それに、これだけの作品を家に保管する場所もないので(笑)。ぜひ、私の作品を大事にしてくれる方のもとに届けたいです!

「次は立体作品に挑戦したい」未来への意欲
――今後、挑戦してみたい表現はありますか?
岡部麟:今回は絵画中心でしたけど、陶芸など立体作品にも興味があります。挑戦しようとしたんですけど、乾燥に1か月以上かかるって知って……今回のスケジュールでは無理でした。次回はじっくり取り組みたいです!

AKB卒業後の「一人で立つ」ということ
――AKB48を卒業してからの変化は?
岡部麟:グループにいた頃は秋元さんがプロデュースしてくださっていて、いつも近くにメンバーもいた。でも今は、自分のことは自分でプロデュースしなきゃいけないし、孤独とも向き合わなきゃいけないです。だから、「個展」は文字通り“個”で、昨晩も緊張でなかなか寝付けませんでした。
――メンバーの皆さんも来てくれる?
岡部麟:来てくれるって言ってくれてるんですけど……でも本当に来てくれるか分からないので、ここではまだ名前は言えないです(笑)。でも、小田えりなちゃんは来てくれるはずです(笑)。

「ぜひ、会場でお会いしましょう!」
――これからの活動については?
岡部麟:舞台も歌もアートも全部やりたいです!いろんなことに挑戦するのが大好きなので。二科展にも出してみたいし、ファン以外の方にも届くような作品をつくっていきたいです!
―― ファンの方へメッセージお願いします
岡部麟:今回の個展にはAKB48やチーム8時代のイラストもたくさん展示しています。当時応援してくれていた皆さんにも、ぜひ見に来ていただいて、懐かしい気持ちになってほしいです。そして、「臨ちゃんはこういう作品も作れるんだ!」って思ってもらえたら嬉しいです。ぜひ会場でお会いしましょう!


記者会見





会場



